ようやく、ようやく見に行けました。
今、最も高額な値がつくといわれているドイツの写真家、アンドレアス・グルスキー。
昨年に東京で開催し、大阪にも来るっていうんで、今か今かと楽しみに待ってたけれど、
なかなか時間があかず、ずいぶん焦らしてしまった。
で、感想はというと、すごいよかった。
個人的に今まで見てきたエキシビジョンのなかでも指折りに入る。
よく「絵画的」といわれるグルスキーの作品だけど、実際に生で見てその意味がよくわかる。
俯瞰的な視点で捉えた構図と、デジタル技術によって加工された作品は、
過去の瞬間を捉えた、いわゆる「写真」ではなく、一枚の絵画を見ているような感覚になる。
図録の解説によると、
その絵画的な作品、絵画を超えた作品を、あくまで「写真」で作り上げているところに
グルスキーのすごさがあるようです。
やはり、その圧倒的なスケール感や美しい色味、質感などは実際に見ないと分からないなー。
圧巻でした。余韻でしばらく楽しめます。
初期の作品から最新作まで、50点以上もの作品を見られる貴重な展覧会。
外国人の来場者が今まで見たことがないくらい多かったことも印象的。
その注目度が分かります。
何も知らない人が見ても、絶対に楽しめると思う。
買ってきた図録を見ながら、にやにやしている時間がしばらく続きそうです。
もっかい見たい。
http://gursky.jp/index.html