ウイチョール族は、メキシコ中央高原の山岳地帯で今なお暮らす先住民族。
民族間で伝わる神話をビーズや毛糸を用いて描くことで知られていてる。
メキシコにいったときにそのカラフルかつ繊細な作品に魅せられて、
現地で手に入れたものが我が家にもある。
そのウイチョール族の女性職人が来日して、ワークショップをして回っているという情報を聞き付け
こんな機会は二度とないと思い、必死に予約して参加してきた。京都の岡崎にて。
今回来日した彼女の一家は、ウイチョール族の中でも、その作品がアート作品として世界的に評価され、
色々な国に招待されてきたようなのだけど、どこでもワークショップをしたことがないよう。
今回は、自分達の技法を真似て、ウイチョール族以外の人がウイチョール族の作品としてコピーを販売し、
何も知らない人たちがそれらをウイチョール族の作品と信じて購入してしまうことを阻止するために開いたそうです。
彼女の作品。超絶技巧もさることながら、その色彩感覚がすごい。
土台となるものに蜜蝋を塗り、その上に針に刺したビーズを1つ1つ乗せていく。
気の遠くなるような作業。
今回作ったものは4㎝角ぐらいの大きさだったけど、終わりが見えず途方にくれながらも
約3時間かけてなんとか仕上げることができた。
左・中心から始めた妻 右・端から始めた私
京都という土地で、メキシコの文化に直に触れられる、何とも濃厚な時間でした。
おみやげにもらったメキシコのお菓子。山羊のミルクで作られてるらしい。パッケージがええ感じ。